はじめに
訪問看護ステーションへの転職を検討している方へ。
面接時に「何を聞いておけばいいのか…」と迷ったことはありませんか?
初めての転職や、訪問看護が未経験の方にとっては、何を確認すればいいのか分からず、不安に感じることもありますよね。
この記事は、そんな方に向けた内容です!
入職前にチェックしておくことで、「こんなはずじゃなかった…」を防げる18のポイントをまとめました。
実際の現場で感じたリアルな視点から、働きやすさややりがいに直結する項目を厳選しています!
…とはいえ、18個すべてを面接で聞くのは時間的に難しいかもしれません。
ご自身が大切にしたいポイントを選んで、転職活動に役立てていただければ嬉しいです!
(記事の最後に動画もあるので、ぜひそちらもチェックしてみてください★)
訪問看護に「転職する前に確認」したい18の項目
1.給与/福利厚生の充実度
求人票に「月給20万~30万円」など幅を持たせて記載されていることが多いため、実際に入職した場合の年収やその内訳を確認しておくと安心です。しかし、面接時に質問する場合、序盤に質問するのは印象が悪くなってしまうため、あまりお勧めできません。給与に関心を持つのは当然の事ですが、まずは仕事内容や会社の文化に興味を持っている事を示すのが先です!
2.有給取得率/残業時間
可能であればポジティブな質問の仕方が出来ると良いです。例えば、「従業員のワークライフバランスを大切にしていると聞いていますが、有給取得率や残業時間はどのくらいですか?」といった形で質問するととても良いと思います!
3.訪問件数の目安(1日何件、月何件)
1日のタイムスケジュール(訪問時間、お昼休憩時間、記録作成時間)を確認したり、担当人数や総利用者人数まで把握できると良いかと思います!また、記録は紙なのか電子カルテなのかも大切なチェックポイントです!
4.月のオンコール(待機)を受け持つ回数/コール頻度
月に何回オンコールがあるのか、何人で分担しているのかを確認しておきましょう。もし少人数で回している場合、急な退職などがあれば自分に大きな負担がかかる可能性も・・・
5.月の緊急訪問の回数/その内容
通常は夜中の緊急訪問が多ければ多い程負担に感じると思います。回数や内容を聞くとともに月に何回くいくらいまでなら自身が許容できそうかイメージしておきましょう。夜間対応に対するフォロー体制があるかも要チェックです!
6.医療依存の高いケアが多い/介護よりのケアが多い
医療的な処置が多いのか、それとも介護寄りのケアが中心なのかは、自分の看護観や働き方にも大きく関わってきます!看取り、小児、精神の訪問の有無なども含めて、仕事内容を具体的にイメージ出来るとgoodです!
7.単担当制/複数担当制
看護の場合、複数担当制が多いのではないでしょうか。リハビリはどちらが多いのか分かりませんが、こちらもやりがいや働きやすさにも繋がるところかもしれないので人によっては重要な要素かと思います!
8.人間関係の良さ
訪問看護の退職理由ランキング1位と言われるほど重要度の高い要素になります。働いているスタッフの年齢層や雰囲気がご自身に合うかどうか、面接時にスタッフからの明るい挨拶があるのか表情がどうなのかをみておきましょう。ただし、訪問看護は忙しい時期とそうでない時期の差が激しい場合が多いため、面接時にたまたま忙しくてスタッフの元気が無さそうに見えたみたいな事は起こりえるかと思います。それでも良い対応が出来るに越したことはありませんが、実際にスタッフとお話し、雰囲気が合いそうなのか確認出来ると1番良いかと思います!
9.チームワークの良さ
朝礼(夕礼)やカンファレンスの頻度、社内の連絡ツール、スタッフ同士が顔を合わせる機会がどれくいらいあるか等からどんな連携スタイルなのか分かるかと思います!ちなみにステーションによっては、ほぼ全て直行直帰でスタッフ同士が対面で会う機会は少なく、ほとんどオンラインで連携をとっているというところもあるようです。一方でお昼は事務所に集合しお昼ご飯を食べながら利用者さんについて話すところもあります。これに関しては良い悪いではなく、好みの問題かと思います!
10.未経験でも安心できる体制
教育体制の内容や同行訪問の期間(独り立ちの期間)を確認しましょう。ブランクがあったり初めての在宅だと不安があるかもしれませんが、同行訪問を何度か経て、まずは申し送りの通りにケアをして何事もなく帰ってくるという事をゴールにすればそこまで尻込みしなくても大丈夫かと思います!困ったらその場で電話で確認したり、気軽に前任者や担当者に相談も出来る体制だと有難いですよね!
11.人事評価制度が自分に合っているか
これは質問をしないと教えてもらえない場合がほとんどのように思います。質問するならポジティブにするととても印象が良いです。例えば、「私は自己の成長を重視しており、フィードバックが重要だと考えています。貴社の人事評価制度について教えて頂けますか。」などです!
12.成長の機会や成長支援があるか
役割や役職の多さ(組織図)、福利厚生による学習支援など確認しましょう。個人的には、役職が最も人を育てると思っていて、役職によって「視野の拡大」「視座の向上」「リーダーシップの発揮」「責任感の向上」等の成長が期待出来ると考えています!
13.ケアマネジャー等への営業回りの有無
営業って聞くと嫌だなって思う方多いと思います!私もそうです。事業所によっては、営業とまでは言わないけども、毎月報告書をスタッフが手渡しするといった取り決めがなされているところも時々みかけます。営業が嫌な方は確認しておきましょう!
14.移動手段(社用車/自家用車/原付/自転車)、移動距離(時間)
社用車、自家用車、原付、自転車など、移動手段は必ずチェックを!自家用車の場合、ガソリン代や保険の扱いも含めて確認しておくと◎
15.直行直帰と在宅ワーク
直行直帰&在宅ワーク+自家用車訪問の場合、夕方緊急訪問して遅くなった時などに直帰して自宅で記録を書く等柔軟に勤務が出来ます!また、朝の訪問が急遽中止になったから在宅ワーク1時間してから1件目の訪問に行くなどもできます。
16.地域社会への貢献度
地域が好きな人にとっては重要ですよね!今取り組みをしていなくとも、ステーションとして地域社会へ貢献する事を良しとするのかどうかを確認しておきましょう。
17.管理者の人柄
管理者との相性も働きやすさに直結します!看護観も聞いておくと良いかと思います。自分と感性が違った場合は、何かあるごとにモヤモヤしてしまう可能性が・・・また、マネジメントスタイルも非常に重要です!ルールが多いのか少ないのか、放任型か指導型かなど、好みに合う職場を選びましょう!
18.事業所のビジョン
5〜10年後の展望を聞いてみるのもおすすめです!社会情勢や診療報酬が変化する中、今後の事をそこまで考えていないのか、ちゃんと将来を見ているのかが読み取れるかと思います!
~つくしの雰囲気~
最後に
最後までお読みいただきありがとうございました。
安城市で訪問看護への転職をお考えの看護師・理学療法士・作業療法士の方は是非つくし訪問看護ステーションも選択肢に入れて頂ければと思います★
求人情報はつくしのサイトからご確認ください!