訪問看護のフットケア| 爪切り・足のトラブルを専門道具で安全にケア

2026年2月3日

はじめに

「爪が分厚くなって、自分では切れない」
「足を触ると出血しそうで怖い」
「家族が切っていいのか分からない」

在宅療養や高齢になるにつれ、足や爪のケアに困っている方はとても多くいらっしゃいます。

フットケアは一見すると簡単そうに見えますが、実は事故やトラブルが起こりやすいケアの一つです。

そのため、私たちは、より安全で確実なフットケアを行うため、「専用のフットケア器具を導入」しました!

という訳で、今回はフットケアの必要性や内容などについて解説します!

➀専門道具を使うと、何が違うのか

私たちは、上述の通り医療現場で使用されている専用のフットケア器具を用いてケアを行っています!
(物凄く効果でした・・・㊙)

■専門道具を使うメリット
・厚くなった爪も無理に切らない
・皮膚を巻き込みにくい
・出血のリスクを最小限に抑えられる
・ケア時間が短く、本人の負担が少ない

他にも
「家族が切るのは怖い」
「以前、出血してしまったことがある」

そんな方でも、安心してケアを受けていただける環境を整えています!

専用の道具を使うからと言って、追加の費用はかからないのでご安心ください。

➁なぜ「フットケア」が必要なのか

高齢者や在宅療養中の方では、

・爪が厚く硬くなる
・視力や手の力が弱くなる
・体を曲げるのが難しくなる

といった理由から、爪切りや足のケアを自分で行うことが難しくなります。

その結果、

・無理に爪を切って出血
・深爪による炎症
・小さな傷から感染
・痛みで歩かなくなる → 転倒,ADL低下

こういったケースにつながることも少なくありません。

➂訪問看護のフットケアで行うこと

訪問看護で行うフットケアは、「見た目を整えるため」ではなく、生活を守るための医療的ケアです。

■主なケア内容
・爪の状態確認と安全な爪切り
・厚くなった爪,変形した爪への対応
・足の皮膚の観察(赤み,傷,びらんなど)
・胼胝(足裏の硬くなった部分)の状態確認と、負担を減らすためのケア
・保湿,清潔ケア
・必要に応じた足浴
・異常の早期発見と医師への報告

状態に応じて、無理にケアを進めず、受診や処置につなぐ判断も行います。

【よくあるトラブル】自己処理で起こりやすいこと

実際に多いのが、次のようなケースです。

・自分で切って出血し、なかなか止まらない
・家族が切って深爪になり、炎症が続く
・痛みを我慢して放置し、感染して受診
・結果的に入院が必要になる

フットケアは、「できそうだからやる」ではなく「安全にできるかどうか」が重要です。

【豆知識】爪が切れないのは「老化」だけが原因ではありません

高齢者が爪を切れなくなる理由は、体が硬くなることだけではありません。

・視力の低下
・感覚の鈍さ
・バランス低下

これらが重なり、「切れない」のではなく「切ると危険」な状態になっていることが多くあります。

【豆知識】フットケアは転倒予防にもつながります

爪の変形や足裏の痛みは、歩き方を変え、バランスを崩しやすくします。
フットケアは、清潔保持だけでなく、転倒予防・生活維持のためのケアでもあります。

また、足裏の胼胝(べんち)は、体重のかかり方や歩き方の癖によって生じることが多く、放置すると痛みや歩行不安定につながることがあります。

フットケアでは、皮膚の状態を見極めながら、負担を減らす関わりが大切です。

こんな方にフットケアをおすすめします

・爪が分厚くなり、自分で切れない
・爪切りで出血したことがある
・高齢で足元のケアが不安
・在宅療養中で、足を見てもらう機会が少ない
・家族が「どこまでやっていいか」迷っている

■ケアマネジャー・医療職の皆さまへ
在宅療養中の足トラブルは、転倒・感染・ADL低下のきっかけになりやすい部分です。

フットケアは、状態悪化を早期に発見するための重要な観察の場でもあります。

気になる事などありましたら、お気軽にご連絡くださいませ。

結び:足を守ることは、生活を守ること

足は、立つ,歩く,体を支えるための大切な土台です。

フットケアは特別なことではなく、安心して在宅生活を続けるための基本的なケア。

安城市周辺で、フットケアに力を入れている訪問看護をお探しの方は、お気軽にご相談くださいませ。

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